DKのどーしようもない日常
…信じない、俺は信じない。絶っ対何が何でも信じない!映画代無料を賭けて必死で走ったのに!なんで!よりによって……
3人とも同じタイムなんだよっ!!
「3人揃って同じタイム!なんて素敵なハッピーエンdぐああぁっ!」
「「なにがハッピーエンドじゃボケェ!!」」
俺と陽哉は同時に叫び、両サイドから樹を殴った。
は?ハッピーエンド?…どこがだよっ!おかげで賭けがパーじゃねぇか!俺のドラ○もんの映画代無料が!くっそう!!
「ふざけんな!…おい、旭。お前もなにか言ってやれ」
俺らの後ろで拳を強く握り怒りで肩を震わせている旭。旭はゆっくりと樹へ近付き、口を開いた…。