DKのどーしようもない日常
「おい、聞いてんのか?」
「……」
「お前ついに頭だけじゃなくて耳までおかしくなったか?」
「……」
「…おい」
「……」
いくら俺が話しても、雅斗は固く口を閉じままで全く開かない。
はあ?なんだこの態度。シカトか?さっきまで普通に話してたのにいきなりシカトか?……許せん。
「ぎゃあああっ!!痛い痛い!なにコレめちゃくちゃ痛い!助けて誰か助けてっ!」
優しい優しい俺は、雅斗の口を開かせるために思いっきり絆創膏を剥がしてやった。