DKのどーしようもない日常
放送委員の声と共に目の前にゴールテープが用意された。
本当に…1mなんだな…。あ、つかどうやって走ろうか。もはや走る距離でもないし…よし、ジャンプでいこう!
『位置に付いて、よぉーい……』
俺は勢いよくしゃがみ足に力を入れた。
お、俺、実は…カンガルーなんだ。
『――スターtゴォール!!』
1秒もしないうちに、1m走は終わった。
そして俺は……
『それでは結果発表に参ります!体育祭最後の競技、1m走の優勝者は…
1年A組の帝 佑希くんでーすっ!!』