DKのどーしようもない日常





俺がドーナツと言うと陽哉はよだれを垂らしながらこっちを見てきた。


そう、ドーナツは陽哉の大好物。陽哉が言うにはあの真ん中の穴が堪らないらしい。

…あ、もちろん下ネタではないからな。



「あの穴から覗く景色は格別だぜっ!世界が見違える!汚れた世界が一気に純白のようになる!

I love ドーナツの穴!!」

「「「……」」」



そう叫びながら、よだれの次に鼻血をボタボタと垂らす陽哉。

……そして、狂い始めた。



「ぐへ、ぐへへへへ…っ!華麗なるドーナツの穴よ、俺と結婚してくれええええ!!」

「「「あ、出た。陽哉もとい……穴男が」」」





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