DKのどーしようもない日常

・旭と陽哉の恋講座






「…えー、今日は一日中自習でーす」

「マジで!?やったー!」

「ヤッフー!」



次の日、樹のこの言葉で教室が一気にうるさくなった。…ちなみに、樹はA組の担任でもある。

みんなが嬉しそうにしている中で、樹だけものすごく不機嫌だった。



「よかったなお前ら。…ッチ、うぜぇなお前ら。ペッ」



樹が舌打ちをして暴言を吐き、さらに唾を床に吐いた。



「樹、どうした?なんかものすごく不機嫌そうなんだけど…」



俺は恐る恐る樹に聞いた。肘を付いて周りを睨んで…コイツ、本当に不機嫌だ。





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