DKのどーしようもない日常





……そうですか。



「俺らの点数なめんなよ!」

「そーだ!そーだ!」



旭と陽哉は自慢気にそう言うが、実際は自慢出来る程の点数ではない。むしろ絶望する点数。

ま、自慢するのがコイツらだ。



「俺なんか…数学アヒルだからな!」

「ふっ、勝った。俺は…雪だるまだっ!」



鼻で笑う旭に対して「くっそー!」と地面に頭を叩きつけて悔しがる陽哉。

俺にとっては2点も8点も赤点以下なんだから同じもんだ。…そう言うと、2人共大泣きするから言わない。





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