DKのどーしようもない日常
「俺は手紙を読んですぐ母親のケータイに電話をしようとした。
…でも、手紙には続きがあったんだ」
続きの内容を俺は今でもはっきりと覚えている。続きを読んだ俺は、猛烈に親を恨んだ。
その、続きには……
「『あ、そうそう。ちなみに私たちは海外へ行ってきまーす!旭パパママ、陽哉パパママと海外ライフ始めちゃうよ~!
いつ帰って来るかわからないから、よろしくね!ばいばーい!』って……
「「ふざけんなぁあああっ!!」」」
「「「「っ!!?」」」」
手紙の内容を久々に聞いて俺と旭と陽哉は同時に叫んだ。…この手紙は、旭の家と陽哉の家にもあった。
俺らが生まれる前から仲良かった親たち。まさか、ここまでとは……。