優実の生きた足跡
優実 七才





「なんで!なんでいつも帰ってきてくれないの?いつも優実、優実って!私だってさみしいんだよ!毎日一人で。帰ってきても誰もいない!でも弱音はいたことなんて一度もないじゃん!なのになんで当たり前みたいなこと言うの!」


バシッ



初めてお父さんに殴られた。


「もういや!」


私は走った


涙が止まらなかった。
私だってかまってほしかっただけなのに


< 20 / 45 >

この作品をシェア

pagetop