狼くんと子猫ちゃん
『はーい、お疲れ様でしたー!』
バスガイドの声に着いたんだと知らされる。
見渡せば見えるのは緑で生い茂っている山たち。
…ほんとになんもねー
これじゃあコンビニもねーだろーな。
「じゃあ、今から男子はテント張り、女子は料理の準備してくれー。
なにかあったら、ここに先生いるから。」
一学年全員がここにいるから結構な人数で。
「暑い。」
「そんなこと言わない!やるぞ!」
「はいはい。」
もうやる気無くしたぞと言う俺に、椎はお構いなしにテントを組み立て始めた。