狼くんと子猫ちゃん
「うわっ、カレーめっちゃ美味しいじゃん!」
「これぐらい出来なくてどーすんの。」
テントも料理も完了して、グループごと食事時間。
(まじでうめぇ…)
当然だ、と椎に冷たく言う萌という女に感心した。
…だが。
「萌ちゃん美味しー!すごーい!」
「あっ、こら。口の横にカレーつけちゃって…」
「へへっ」
まるで親子のようなやりとりだな。
猫はどー見ても作ってないらしい。
まぁ予想は出来てたが…手伝わせたら危なそーだし。