狼くんと子猫ちゃん




小春小春、言うばかり。



こいついつも冷静なのにな。





「少しは落ち着け!」



「お前分からねーのか?先に行った奴らとはすれ違うはずなんだぞ!?」




そういえば、と。



さっき友達に会った気がする。




…おかしい。



さっきの美加の言葉に加え、胸騒ぎがする。





「守るって、約束したのに!」



「とりあえず、奥まで急ごうぜ。」




騒ぐのをやめない陣内を、他のクラスメイト達は心配そうに抜かしていった。




< 126 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop