狼くんと子猫ちゃん
口角を上げ、前に向き直る。
ん?
「般若がいる。」
思ったことをそのまま口にすると、どっとクラス中に笑いが沸き起こった。
だって、ホントにそう見えたし。
般若…担任はプルプルと肩を震わせ。
―――ビュッ
「うおっ」
と、何かを飛ばしてきた。
「チョ、チョーク……」
「その場に立っとれぇ―――!!!」
意外にこえーな、あまり怒らせないようにしよう。
いくら俺でも、無理だ。
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