狼くんと子猫ちゃん




――その数分後



いきなり、黄色い声が教室中に響き渡った。





原因は1人しかいねぇ。




「陣内健吾。よろしく。」





俺が嫌いな、陣内が自己紹介を淡々と済ませているから。




さっきまで猫と話していたせいか、機嫌が良い。



おまけに、ニコッと王子スマイルっていうの?そんなのまでしてイスに座りやがった。






うぜー…



ぜってー、あいつの正体暴いてやる。














「次ー、萩原ー」




その後は順調に俺まで進み、普通にいつものようにオーラを出して番が終わった。



これで、女子は俺にイチコロな…はず。




< 32 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop