狼くんと子猫ちゃん




――一人を除いて。





「小春、おい起きろ。」



「むー、寝かせてよぉ」



「自 己 紹 介 !!」






べしっ、と陣内が猫のおでこを叩いた。



痛かったのか涙目で睨んでる。





…猫だ。



あのまんまるい目で睨むとこがもう猫同然だ。





かわいい…



なんて、呟きそうになる。






で、あんな間近でいつも見てるあいつが許せねぇ!!




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