狼くんと子猫ちゃん




「小春は俺の傍から離れないだけでいい。」




「わかったぁ…」






その後は、甘いちゅーをくれて。



健吾の腕の中でまた目を瞑った。










「…付き合えたら、もっと楽なのにな。」




ボソッと呟く彼の声は、猫には届いていない。






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