狼くんと子猫ちゃん




「小春、それさー…嫉妬じゃない?」




聞き慣れない言葉が出てきて首を傾げる。





嫉妬ってなんだろ…うーん…シットピタ?ってにゃんだ。



健吾があんなに感情的になるのは初めてだからやっぱり聞いたことがない。






「あのね、嫉妬って言うのは、小春が他の男子と話すのを憎むことだよ。」




まぁ、小春は陣内くんのペットだしね。



付け足しで言われてんー?ともっと深く首を傾げてみた。






「ペットなの?」




「うん。あいつばっかり懐いてるから。」




「萌ちゃんも健吾と同じくらい大好きだよー?」




「ありがと。でも、それとは違うからあいつの感情は。」






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