狼くんと子猫ちゃん
良い夢見れると思ったのに。
もう何も考えなくていいと思ったんだけどなー…
「…帰るか。」
「ふぇ?」
「小春が俺から離れないようにまたしつけないといけないしな?」
ぎゅっと私を締め付けながら言う。
「…ねー、これって束縛?」
ふ、と思ったことを口に出してみた。
萌ちゃんが言ってたことがなんだかすごく気になったから。
その時「は?」と低い声を出されて鳥肌が立った。
「誰が言った?」
「も、萌ちゃん…」