狼くんと子猫ちゃん
「簡単に説明すると、まぁ親睦会みたいなもんだ。グループで料理作ったりゲームしたり…」
「確かに面倒そうだ。」
先生の言葉を聞いて椎はもう一回言った。
「…サボろうかな。」
「あ、でもさ!それは―――グループにもよるでしょ?」
…は?
さっきと同じように笑っている椎。
その笑顔をある一点に向けた。
(あぁ…)
「面白いかも。」
「でしょ?」
さっきまでの気分が嘘のように変わった。