狼くんと子猫ちゃん
「…げ。」
「ねー、萌ちゃん。」
「ん?」
「あの人たちとなろー?」
周り見渡すと、もうみんな決まってるみたいだよ?
もう健吾は私を見てくれなくなっちゃったけど。
私は――健吾が側にいてくれないと嫌だもん。
「健吾、いーでしょ?」
「小春、………ああ。」
私の問いに、目も合わせずに答えた。
「せんせー、私たち3人だから丁度5人になるー」
「おっ、じゃあこれで決まりだな。終わっていいぞー」
せんせー、めっちゃ開放感出してる。