7歳差恋愛
金曜日
「やった!今日、金曜日だ!!」
毎週金曜日篠川先生の理社科!!!
リビングには1人で浮かれてるあたしの姿があった
いつもより早く家を出た
夜道を照らす町の街灯…
行きかう車…
…早く会いたい…
徒歩で向かった小規模な塾には10分余りで着いた
日が落ちて薄暗くなった通りに塾が明るく光っている
靴置き場を見てみると生徒の靴はなかった
「やった1番だ!!」
塾に入ると先生が机の上に覆いかぶさっていた
「……先生寝てる?」
腕の間から見える先生の寝顔が子供みたいで異様に可愛くて、
整った鼻筋や口元は 大人の色気っぽくて……
先生の寝顔は、あたしの頬を赤く染めた
なんだか起こしちゃいけない気がした
「ずっと見てたいなあ……」