サヨナラとハジマリ
教室の扉に手をかけ
思いっきり開ける。
自分の席に向かう。
椅子に座ると目の前には、
私の親友の香織がいる。
香織が席に座り、
私の方を向く。
「おはようごさいますわ」
「おはよう」
光は、何かを考えてるような
表情をしていた。
「香織に相談があるの」
真っ直ぐに香織の目を見つめる。
光の真剣な顔を見て
香織は、考え込むように返事をした。
「わかりましたわ」
「どうしたのですか?」
光は、ゆっくりと夢の中の
話しを必死に伝えた。