サヨナラとハジマリ
香織の表情は、重くなった。
「よくわからないわ」
光の表情が一瞬暗くなった。
無理して笑いながら
「そっか~」
「香織もわからないか」
「しょうがないよね」
そんな光を見ていた
香織は、光を元気にしたかった。
「占いしに行きません?」
突然の香織の意見に
光は、ビックリした。
「占い?」
「そう!」
「今、雑誌でも有名な占い師なんです!」
「気分転換にどうです?」
光は、眉間にシワを寄せ
「行く!」
パッと香織の顔に笑顔が出て
「放課後行きましょう」
「うん!」