狼と赤ずきん
第四章
赤ずきんは狼に言われた通りの道を進んで行った。
最初は楽しそうに走っていたのに、今は足取りが少し重い。
なぜなら赤ずきんは
少し後ろめたい、罪悪感があった。
寄り道を、している。
これはお母さんの言い付けを無視した事になってしまう。
でも、花を見たらお祖母さんはもっと元気になるかもしれないし。
なにより。
せっかく狼から教えてもらった情報を、無駄にする事なんて出来ない。
「オオカミさんはいい人だもの…」
あんな優しくていい人が教えてくれたんだ。
それを無視する事の方が赤ずきんにとって罪悪感が大きかった。
赤ずきんは気分を切り替えてまた元気よく走り出した。
狼の教えてくれた花畑に向かって。
最初は楽しそうに走っていたのに、今は足取りが少し重い。
なぜなら赤ずきんは
少し後ろめたい、罪悪感があった。
寄り道を、している。
これはお母さんの言い付けを無視した事になってしまう。
でも、花を見たらお祖母さんはもっと元気になるかもしれないし。
なにより。
せっかく狼から教えてもらった情報を、無駄にする事なんて出来ない。
「オオカミさんはいい人だもの…」
あんな優しくていい人が教えてくれたんだ。
それを無視する事の方が赤ずきんにとって罪悪感が大きかった。
赤ずきんは気分を切り替えてまた元気よく走り出した。
狼の教えてくれた花畑に向かって。