また、逢いましょう




木を眺めて深呼吸していただけだったが、かなりの息抜きになった。多分部下が執務室から抜け出したジャンのことを探し始める頃だろう。特に右腕の彼が……


「猛烈な勢いで捜してるだろうなぁ」

独り苦笑しながら、目を開ける。



「…………へ?」


思わず口をあんぐり開けて、辺りを見回す。

おいおい。何かの見間違いだろう。んな訳ないない。
ゴシゴシ目を擦ってまた目を開ける。


「…んなぁ!!?ちょっ…見間違いじゃない!?






ここどこ―――??」


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