Dear...
美琴-side-
『4月6日(月曜日)7:00
今日は快晴。
このごろは気温が高くて朝おきやすいから助かるよ♪
今日は高校の入学式です。
んじゃぁ行って来ます☆』
ピッ
「投稿完了・・・♪」
私の名前は
高杉美琴(たかすぎ みこと)
今日から高校1年生になる。
中学を卒業して、施設の援助を受けながら一人暮らしをすることになった。
私はほぼ毎日ブログを更新している。
小さい頃から親が亡くなったり、虐待を受けていたりしたせいで
人と喋るのはあまり得意ではない。
しかしインターネット社会は人と顔を合わせなくてすむので私にはとても過ごしやすい場所だった。
「さてと・・・そろそろ行くかな。」
私は新しい制服を着て、新しいバックをもって家を出た。
小中学校ではあまりまわりになじめなかった。
いや。自分から周りを拒絶していたのかもしれない。
高校でも、あまり目立たずに普通の暮らしが出来ればいい、そう考えていた。
高校は電車で約30分のところにある。
最寄駅で降りて私は高校へと歩いていった。
つまらない入学式を終えたあと、教室で出席確認をしてその日は下校となった。
帰ろうと最寄駅で改札口まで行くと変な動きをする人がいた。
よく見ると同じ高校の制服を着ていた。
しわの無いきれいな制服からして1年生、私と同学年だろう。
そのひとは何か困ったような顔をしていた。
私は家に帰って録画していたドラマを見たかったのですぐに改札を抜けようとした。
「ねぇ!君!!」
「・・・・!?」
うわ・・・。
話しかけられちゃったよw
どうしようスルーしようかな。
今日は快晴。
このごろは気温が高くて朝おきやすいから助かるよ♪
今日は高校の入学式です。
んじゃぁ行って来ます☆』
ピッ
「投稿完了・・・♪」
私の名前は
高杉美琴(たかすぎ みこと)
今日から高校1年生になる。
中学を卒業して、施設の援助を受けながら一人暮らしをすることになった。
私はほぼ毎日ブログを更新している。
小さい頃から親が亡くなったり、虐待を受けていたりしたせいで
人と喋るのはあまり得意ではない。
しかしインターネット社会は人と顔を合わせなくてすむので私にはとても過ごしやすい場所だった。
「さてと・・・そろそろ行くかな。」
私は新しい制服を着て、新しいバックをもって家を出た。
小中学校ではあまりまわりになじめなかった。
いや。自分から周りを拒絶していたのかもしれない。
高校でも、あまり目立たずに普通の暮らしが出来ればいい、そう考えていた。
高校は電車で約30分のところにある。
最寄駅で降りて私は高校へと歩いていった。
つまらない入学式を終えたあと、教室で出席確認をしてその日は下校となった。
帰ろうと最寄駅で改札口まで行くと変な動きをする人がいた。
よく見ると同じ高校の制服を着ていた。
しわの無いきれいな制服からして1年生、私と同学年だろう。
そのひとは何か困ったような顔をしていた。
私は家に帰って録画していたドラマを見たかったのですぐに改札を抜けようとした。
「ねぇ!君!!」
「・・・・!?」
うわ・・・。
話しかけられちゃったよw
どうしようスルーしようかな。