笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─
「行きたいよねっ!!!???」
「いっ行きたいです・・・・・。」
「ほらっ!! ね? だから行こうよ。」
あたしの顔を見ながら、黙りこむ空。
〝なに?〟
そういう意味を込めて首をかしげた。
「はぁ・・・。分かったよ。」
「まじでっ!? イエーイッ♪」
「やったぁ♪ 雅ナイス☆」
あたし何もしてませんよ?
「雅っさっそく明日水着買いに行こっ♪
あたしが選んであげるからっ☆」
「山本、露出が多いのにはすんなよ!」
「まかせて滝川くん!
超可愛いビキニ選んであげるから♪」
「....話しきけ...。」
なにがともあれ
海に行くことになっちゃいました...。
行くからには楽しまなきゃね。