笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─


「じゃあな、雅。俺もできるだけ、早く
帰るから!」



気がつくと、もう学校だった。

舜、あたしがママたちと話してる見て
心配してくれたんだね。

それで一緒に登校してくれたんだ。



「うんっ!気をつけてね。送ってくれて
ありがとう。」

「おうっ!!」



舜と分かれると・・・・



「ばぁっ!!!」

「冴華でしょ?」

「なんでわかったの!?」

「ずっと後ろにいたの知ってるんだから。」

「嘘っ!完璧にストーカーしてたのにっ!」



あれでバレてないと思ってたのか・・・
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