笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─
「あ、こちらは瀬川くんと滝川くんです。
雅と....4人で仲良くしてたんですよ。」
「そうなの^^」
おばさんは嬉しそうに微笑んだ。
でもその顔もすぐに暗くなってしまった。
「雅....よね?」
「はい...。」
「あのね....実は...」
「知っています。」
滝川くんが答えた。
「知っているんです。舜....くんに聞き
ました。記憶がなくなったこと..。」
「そうなの...。中に入って。詳しく
話すわ。」