笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─


「空....ごめんね。
 プリクラとか、恋人らしいこと
 できなくて...
 あたし、全然ダメだね....」



〝ギュッ〟



「俺は雅がいーんだって。
 雅が傍にいてくれれば、それで十分♪」

「....ありがとう。」




あたしも、空が傍にいてくれれば
他に...何もいらないよ。

 

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