恋愛LEVEL

午前中でテスト初日が終わった。

あたしは雷太に電話した。

「もしもし?雷太?テストお疲れぇ!」

「おぅ!千秋はどう?テスト」

「ん〜まぁまぁかな♪今から遊びに行くんだっけ?」

「そう×2!今学校近くで飯食ってるとこ」

「あぁ〜いいなぁ!あたしもお腹空いてきたよ」

「千秋、今から来る?飯だけならテスト勉強に差し支えないだろうし!」

「いいの?!あ…でも友達いるでしょ?」

「いいよ×2!千秋を会わせたいし♪」

「わかった!!今から向かうね♪じゃぁ後でね!」


あたしは雷太に会う為に急いだ。


−−−−−−



駅に着いて、雷太に言われたファミレスに向かった。

見知らぬ光景。

雷太と同じ制服の男の子たちがあちらこちらにいる。

雷太もいつもあんな感じに友達とつるんでるのかなぁ。

なんて考えてると、到着。


店に入って雷太を探す。

「千秋!!」

手を振る雷太を見つけて嬉しくて小走りで近付いた。

そこには雷太以外に4人の男の子。

「「「「おぉぉ♪」」」」

「噂の千秋ちゃん!雷太、彼女すげぇ可愛いじゃん!!」

「だろ??」

と雷太。

「こ、こんにちわ。千秋です」

男の子のパワーに圧倒されながら挨拶…


「千秋ちゃん、高校どこだっけ?」

「雷太のどこが好きなの?」

「友達も可愛い?」


とにかく質問攻め…

「ハハハ…」と笑うしかできなかった。


「てかさ!雷太と入学式前にヤッちゃったんでしょ?早いねぇ♪最近はナマ最高〜♪ってよく言ってるよ」


「へ…?」


「コラァ!!千秋に余計な事言うなって!!」

雷太は慌ててその子のまえで手をブンブンさせた。


あたしは…雷太との事誰にも話してないのに…


恥ずかしさと気まずさで俯いた。


「ち、千秋!早く食って帰らきゃ!テスト勉強するんだろ?!」

雷太はあたしに早く帰れ…って感じに促した。


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