恋愛LEVEL
あたしは寝室に入って、ベッドに転がる。
頭から布団を被った時、
奏も寝室に入ってきた。
「千秋?寝た?」
「……」
奏はあたしの背中側から布団に入りこむ。
そのままあたしの後ろから腕をまわして、抱きしめながら首筋にキスをした。
「…千秋?」
「……」
あたしは無言を貫く。
奏があたしの胸をパジャマの上から触って来た時、
あたしは奏の手を掴んだ。
「…ごめん…今日パスしていい?なんだか急に眠くなっちゃって…」
「…ヤダ」
「ヤダ…じゃなくて…」
「ヤダ。千秋が欲しいんだけど?」
奏は手を止めない。
「ちょっ、ちょっと!!」
奏はあたしの唇に軽くキスをすると、
「千秋が不安がらないように俺がどれだけ好きかわからせてあげるから…俺には千秋だけだから…」
と、あたしが欲しい言葉をくれた。
「奏には負ける…」
あたしは奏の首に腕をまわしてキスをした。
「好きだよ、千秋」
奏はあたしを求めた。