恋愛LEVEL
「……」
どうしよ…
いきなり二人キリは…
気まずい…
どうしよ…
頭で考えてるより先に身体が動いた。
「コラッ!千秋!逃げるな!!」
な、なんであたし逃げてんの?!
…あたしはあっけなく捕まった。
「何故逃げる…?」
「…すみません」
「聞きたい事が山ほどあるんだけど…?」
「…逆に聞かれたくない事が山ほどあります…」
「ふぅ〜ん…まぁいいや。それは後だ…」
「????」
奏はあたしを力いっぱい抱きしめた。
「千秋…ごめんな」
「え…?」
「俺…千秋に酷い事言ったから。俺の方がガキだよな…」
「…奏…あたしこそ…ごめんなさい…」
「千秋は悪くない。俺が千秋を不安にさせたから…」
「……」
「なぁ千秋。俺達終わってないよな?」
コクン…あたしは頷く。
「俺の事好きか?」
コクン…
「ちゃんと言え!」
「…好き」
「よく出来ました♪」
奏はあたしの顔をじっと見て、
「千秋から連絡ないし、会えないし…俺死にそうだったんだぞ?」
そう言ってあたしに軽くキスをした。
「今日明日と外泊許可もらってあるから…」
「が、外泊許可?!誰に?」
「千秋のお父さん…」
「ま、マジ?!いつの間に?!」
「さっき。この間連絡先交換しといて正解だったな!」
知らなかった…
「っつう訳で、帰ったらとことん可愛がってやるから♪楽しみぃ♪千秋、寝れないかもな〜♪」
「…バカ」
あたしたちは仲直りした。
…でも…
まだスッキリしないんだよね…