恋愛LEVEL
タクシーの中では、あたしは泣くのを我慢した。
雷太はずっとあたしの手を握ってくれた。
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タクシーを降りて…
雷太はあたしを抱きしめた。
「今、俺千秋にすげぇムカついてる…」
「…ごめん」
「…でも。俺に一番に電話くれた事…すげぇ嬉しい。」
「…雷…太」
「今は千秋の中の俺の存在がゼロでもいいから。…千秋が誰を見ててもいいから…
俺に千秋の傍にいさせて?」
あたし…
雷太にとんでもない事しちゃったんだ…
雷太を利用したんだ…
「…ごめんね!雷太!!あたし…バカだ…」
雷太は何も言わずにきつく抱きしめてくれた。
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