恋愛LEVEL


「…奏。大丈夫だよ!あたしは奏しか見てないから…」


「わかってる…」


「だったら…」


「…なんでかわかんね…千秋の事になると不安になって、堪えられなくなる…」


「あたしは…奏が好きだから。」



あたしは奏の頭を撫でた。



「ガキ扱いすんな…」


「プッ!ガキじゃん♪」


「うっせ!」


「このままお風呂入っちゃお♪奏も一緒に入ろ!」



−−−−−−−


あたしたちはお風呂を出て、直ぐさま寝室に向かった。



「…俺、こんなに女に依存した事ないわ…」


「嬉しいよ…」


「千秋…」


またあたしをきつく抱きしめてくれる。



「奏が好き…」



「俺も。千秋が好き…」



あたしたちはお互いを求めあった。




−−−−−−−


「千秋…バイトだけどさ…」


「あぁ…辞めた方がいいね…」


「じゃなくて。夏休みまではちゃんとやれよ?」


「え?だって…」


「仕事は仕事だから。こんな事で辞めたら千秋の為にならないからな」


「…うん。わかった。」


「アイツは気にいらねぇけど。」



…大丈夫だよ。
あたし奏しか見てないんだから…



−−−−−−−



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