ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】
呆然とその様子を見ているとー・・・
「っ!妹尾先輩!?」
こっちに向かって歩いてきた岩瀬に、気付かれてしまった。
「何して・・・」
「あっ、ごめん・・・岩瀬くんの様子が気になったから、それで・・・」
眉間にシワを寄せ、今にもキレそうな岩瀬。
「今の・・・お母さん?」
「あんたには、関係ないだろう」
さっきの公園で見せた笑顔が幻だったと思わせるぐらい、今の岩瀬からは怒りしか伝わってこない。
「今見たこと高橋に言ったら、あんたらのことも喋るからな」
ジリジリと近付いてくる岩瀬に、後ずさりしてしまう。
「生徒と付き合ってるってバレたら、高橋はクビ。二度と教師もできなくなるよな」
「!」
二度とー・・・
「で、妹尾先輩は退学。二人でお先真っ暗だな」
教師ができなくなる?
「だから・・・」
そんなことダメ!!
「・・・何だよ、その目は・・・」
先生は岩瀬くんのために、退学にさせないように頑張ってるのに・・・それなのに、岩瀬くんはー・・・