ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】


「こんな時間まで岩瀬と一緒だったのか?」


ドクン。

「え?」

どうして、先生が知ってるの?

「学校近くの駅から連絡あったんだよ」

「・・・あ!?」

あの時のー・・・

「・・・俺、岩瀬に近付くなって言わなかったっけ?」

ドクン。

「・・・あの・・・」

どうしよう。

やっぱり先生・・・


本気で怒ってる。


なんて言ったらいいかー・・・






俯いて言葉を探していると、ぽんっと頭に手が置かれた。

「!」

「・・・何もされてないよな?」

心配そうな先生が、顔を覗き込んできた。


「はい・・・」

そんな先生に少し、ほっと胸を撫で下ろす。

「本当に?」

「はい」

「なら、良かった」

ぽんぽんっと頭を優しく撫でられる。












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