ひなたぼっこ～先生の、隣～【続編】

未来へ

「なぁ、今日から新任の先生来るんだって！しかも、女！！！」

「何！？若いのか！？」

「今年、大学を卒業したばっかりだって！！」

「いいねぇ！！若い女教師！！ちょっと見に行こうぜ！！」

「でも、次って確か…」

「授業ぐらい遅刻したって大丈夫だって！！」



「そうか、お前は俺の数学の授業なんか遅れてもいいって思ってるのか」

「「「！！？」」」


ここは、とある高校の廊下。


「高橋！！？」

「いつの間に背後にいたの！？」

「ずっといたわ。お前らが、新任の先生の話をしている時から」


そして、今起こっているのはいつもの光景。


「いたなら声掛けろよな」

「何だその言い方は…てか、敬語使え。高橋じゃなくて、先生をつけろっていつも…」

「そんなことより、高橋は新しい先生見た！？」

「あ？あぁ」

「美人！？可愛い！？」

「色っぽい！？巨乳！？」

「女教師とか、今うちの学校ばばぁしかいないもんな。目の保養になれば…いやそれ以上のことも！！」

楽しそうに話す男子生徒たち。


そんな男子生徒たちに対して、さっきよりもより一層…


「お前ら今すぐ生徒指導室くるか？」

「「「え？」」」


「俺が一人ずつ、マンツーマンで個人指導してやるよ」

「「「！！？？」」」


怒りを増した高橋先生。