ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】
「なんか、久しぶりで緊張するな」
「!」
右耳から、先生の声が聞こえた。
「…いつの間に…」
さっきまで真向かいに座っていた先生が、いつの間にか右隣に座っていた。
「…元気だったか?」
ドキン
こんなに近くで先生を見るのも、久しぶり。
「は…はい。…先生は?」
緊張しすぎて目を合わせていられなくなり、また視線を下に落とした。
「俺?俺は、新学期の準備とかで死ぬほど働いた。また問題のある奴らがチラホラ…っと…そんなことより…」
「!」
先生の左腕が、泰葉の肩を引き寄せた。