ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】





背後から、声が聞こえた。

勢いよく振り返ると、先生が眉間にシワを寄せ立っていた。


「岩瀬、お前はここで何してる?」


いつもより少し低いトーンの声で、問い掛けている。



「別に。あ、高橋先生に、おもしろいこと教えてあげましょうか?」

ドクン

「!」

「おもしろいこと?」


顔を前に向けると、さっきと同じでニヤニヤとした表情の岩瀬がいた。






まさかー…






「この先輩、高橋先生のことが好きなんだって」






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