課長さんはイジワル
第131話 またあとで
翌朝、けたたましい目覚まし音に飛び起きる。
ぼぉっとしたまま、辺りを見回す。
でっかーいベッドに、真っ白なシーツ。
なんか、デジャブ。
以前もこんな光景があったような気がする。
んでもって、窓の外は、隣の家の壁じゃなく、巨大なビル群が乱立している。
……そっか。
私、NYに来たんだ。
で、課長に会って……。
そうだ!
課長とこの部屋へ来て……。
結局、課長はあのまま寝ちゃって、続いていつの間にか私も寝ちゃったらしい。
急いで目覚まし時計を止めて、リビングに走って行く。
「課長?!課長、おはようございます!」
いない。
顔でも洗っているかなと思い、バスルームに行き掛けて、足を止める。
リビングのテーブルの上に何かメモ書きがある。
課長の字っぽい。
ワクワクしながら、メモを覗き込む。
『また後で』
・・・・・・。
おいおい。
これだけかい??
裏に返してみたり、折り畳んだりしてないかってみてみたけど、やっぱりこれだけ。
いいけどね。
もうす~っかり慣れたけどね。
ふて腐れていると、今度はチャイムが鳴る。
もしかして、課長?!
忘れ物でもしたのかも。
急いで、玄関の扉を開ける。
「かっ……」
扉を開けるとそこには佐久間主任。
「おはよう、杉原君。……って、君、昨日、そのかっこうで寝たの?」
「へっ?!」
そう言われてみて初めてそろーりと目線を落としてみる。
胸元まで肌蹴たブラウスに、しわくちゃのタイトスカート。
それに、化粧は落としてない上、夜会巻きはバサバサ。
「き、きゃーーーー!!!」
気付けば、佐久間主任にハリ手をかましてしまっていた。
ぼぉっとしたまま、辺りを見回す。
でっかーいベッドに、真っ白なシーツ。
なんか、デジャブ。
以前もこんな光景があったような気がする。
んでもって、窓の外は、隣の家の壁じゃなく、巨大なビル群が乱立している。
……そっか。
私、NYに来たんだ。
で、課長に会って……。
そうだ!
課長とこの部屋へ来て……。
結局、課長はあのまま寝ちゃって、続いていつの間にか私も寝ちゃったらしい。
急いで目覚まし時計を止めて、リビングに走って行く。
「課長?!課長、おはようございます!」
いない。
顔でも洗っているかなと思い、バスルームに行き掛けて、足を止める。
リビングのテーブルの上に何かメモ書きがある。
課長の字っぽい。
ワクワクしながら、メモを覗き込む。
『また後で』
・・・・・・。
おいおい。
これだけかい??
裏に返してみたり、折り畳んだりしてないかってみてみたけど、やっぱりこれだけ。
いいけどね。
もうす~っかり慣れたけどね。
ふて腐れていると、今度はチャイムが鳴る。
もしかして、課長?!
忘れ物でもしたのかも。
急いで、玄関の扉を開ける。
「かっ……」
扉を開けるとそこには佐久間主任。
「おはよう、杉原君。……って、君、昨日、そのかっこうで寝たの?」
「へっ?!」
そう言われてみて初めてそろーりと目線を落としてみる。
胸元まで肌蹴たブラウスに、しわくちゃのタイトスカート。
それに、化粧は落としてない上、夜会巻きはバサバサ。
「き、きゃーーーー!!!」
気付けば、佐久間主任にハリ手をかましてしまっていた。