課長さんはイジワル
第191話 観覧車ロマンス
「大丈夫か?」
しがみついているうちに、やがて揺れが止まる。
ほぉっと脱力して、課長の腕の中から離れる。
けど、近い!
ものすごく近いところに課長の顔がある。
しかも、ナイスなタイミングでもうすぐチュースポットだ。
でも……
どうやったらキスできるの?!
自分からキスするなんて、そんなハイレベルなこと、絶対できないよぉ~!!
どうしようか考えているうちに、もう観覧車のてっぺんに来てしまう。
「どうした?キスしないのか?」
課長の意外な言葉にキョットーーンとしてしまう。
「はいぃぃぃっ?!」
「観覧車乗り場の看板に書いてあったぞ。『てっぺんでキス』がどうの、『永遠』がどうのってな」
ばっ、ばれとる!
さすが、目ざといです、課長。
顔がかぁ~っと赤くなる。
「俺はあんなものは信じないが……」
課長は私の顎に手を添えると、私の顔をくぃっと持ち上げる。
「キスはしたい」
その大真面目な課長の表情がおかしくって、プーーッと吹き出してしまう。
しがみついているうちに、やがて揺れが止まる。
ほぉっと脱力して、課長の腕の中から離れる。
けど、近い!
ものすごく近いところに課長の顔がある。
しかも、ナイスなタイミングでもうすぐチュースポットだ。
でも……
どうやったらキスできるの?!
自分からキスするなんて、そんなハイレベルなこと、絶対できないよぉ~!!
どうしようか考えているうちに、もう観覧車のてっぺんに来てしまう。
「どうした?キスしないのか?」
課長の意外な言葉にキョットーーンとしてしまう。
「はいぃぃぃっ?!」
「観覧車乗り場の看板に書いてあったぞ。『てっぺんでキス』がどうの、『永遠』がどうのってな」
ばっ、ばれとる!
さすが、目ざといです、課長。
顔がかぁ~っと赤くなる。
「俺はあんなものは信じないが……」
課長は私の顎に手を添えると、私の顔をくぃっと持ち上げる。
「キスはしたい」
その大真面目な課長の表情がおかしくって、プーーッと吹き出してしまう。