課長さんはイジワル
第29話 遅く目覚めた朝は……
翌朝、キラキラ輝く、光の洪水が眩しくて目を覚ます。
手を翳し、目を細める。
気分最悪。
二日酔いだよね、この頭痛。
両手で目を覆って、「はぁ~……」と深い溜息を洩らす。
どうやって、帰ってこれたんだろう。
ぜんっぜん覚えてない。
プチ自己嫌悪に陥る。
でも、昨夜は、すごい夢を見た。
課長におんぶされてるっつー、あり得ない夢。
でも、フワフワしてて、気持ち良かったぁ~。
課長の背中が広くて、温かくって、しゃーわせだったような気がする。
「飲み会も仕事のうちだ。酒に溺れるな」
なぁ~んて、ね。
あはは。
夢の中でも、課長はやっぱり課長だったけど……。
でも、夢の途中で、課長の背中をスルリと降りて、本部長と話したような気がする。
……何、話したっけ??
だめ。
思い出せない。
起き上がろうとして、頭を押さえる。
いったぁぁぁい。
それに、陽射しが高い。
多分、もう昼だ。
眩しい目をこすりながら、首を左に90度動かせば、
窓のすぐ外には高層ビル。
窓の下にはオフィス街。
へぇ~…… ビル、ビルねぇ。
ん?
んん?
何?このビジュアル?!
私の安アパートからはあり得ない景色なんだけど!!!
慌てて、ベッドから跳ね起きる。
服は……バスローブ?!
「ここ……どこ???」
「ようやく起きたか」
眩しい窓の向こう側。
腕を組みながら、振り返るその影は……
課長だった!
手を翳し、目を細める。
気分最悪。
二日酔いだよね、この頭痛。
両手で目を覆って、「はぁ~……」と深い溜息を洩らす。
どうやって、帰ってこれたんだろう。
ぜんっぜん覚えてない。
プチ自己嫌悪に陥る。
でも、昨夜は、すごい夢を見た。
課長におんぶされてるっつー、あり得ない夢。
でも、フワフワしてて、気持ち良かったぁ~。
課長の背中が広くて、温かくって、しゃーわせだったような気がする。
「飲み会も仕事のうちだ。酒に溺れるな」
なぁ~んて、ね。
あはは。
夢の中でも、課長はやっぱり課長だったけど……。
でも、夢の途中で、課長の背中をスルリと降りて、本部長と話したような気がする。
……何、話したっけ??
だめ。
思い出せない。
起き上がろうとして、頭を押さえる。
いったぁぁぁい。
それに、陽射しが高い。
多分、もう昼だ。
眩しい目をこすりながら、首を左に90度動かせば、
窓のすぐ外には高層ビル。
窓の下にはオフィス街。
へぇ~…… ビル、ビルねぇ。
ん?
んん?
何?このビジュアル?!
私の安アパートからはあり得ない景色なんだけど!!!
慌てて、ベッドから跳ね起きる。
服は……バスローブ?!
「ここ……どこ???」
「ようやく起きたか」
眩しい窓の向こう側。
腕を組みながら、振り返るその影は……
課長だった!