課長さんはイジワル
第54話 しとめんしゃい!
バスは異様な盛り上がりを見せつつ、空港のパーキングエリアに到着する。
すでにバスの中は酒盛り真っ盛りで、与作兄ちゃんと弟の田吾作が、頭にネクタイを巻いて、なんか妙なクネクネダンスを踊ってる。
いいや、ほっとこ。
「じゃ!行くけん!」
私はみんなに敬礼して、急いでバスから飛び降りる。
「おお!由紀ちゃん!!がんばりんしゃいよ!」
「女は度胸たいね!」
「九州女の意地ば見せてきんしゃい!」
みんなの温かい声援に見送られピースサインで、空港を目指す。
「由紀!」
ふみねぇの大声に一旦立ち止まり、振り返る。
「しとめんしゃい!」
ふみねぇは親指を立て、私は彼女のエールに力強くコクンと頷く。
課長、待ってて下さい!
私は紐を口にくわえ、着物の振袖をたすきがけし直すと、大股でダッシュする。
すでにバスの中は酒盛り真っ盛りで、与作兄ちゃんと弟の田吾作が、頭にネクタイを巻いて、なんか妙なクネクネダンスを踊ってる。
いいや、ほっとこ。
「じゃ!行くけん!」
私はみんなに敬礼して、急いでバスから飛び降りる。
「おお!由紀ちゃん!!がんばりんしゃいよ!」
「女は度胸たいね!」
「九州女の意地ば見せてきんしゃい!」
みんなの温かい声援に見送られピースサインで、空港を目指す。
「由紀!」
ふみねぇの大声に一旦立ち止まり、振り返る。
「しとめんしゃい!」
ふみねぇは親指を立て、私は彼女のエールに力強くコクンと頷く。
課長、待ってて下さい!
私は紐を口にくわえ、着物の振袖をたすきがけし直すと、大股でダッシュする。