赤ちゃんうさぎのお世話~番外編2更新しました★~
「……うさたん、めしごちそうさま~♪すっげーうまかった!ハル、今度飲もうな~?」
「うさ、ハル、ありがと!今度はうちに来てよ~?」
賑やかな篠崎一家はおねむの美華を抱っこして、帰る時までにぎやかに出て行った。
雪兎は長いこと手を振って……また来てねと笑顔で見送った。
卒業後も家族ぐるみで付き合える気のおけない親友の存在はありがたくて嬉しかった。
美華と楽しく遊んだ白羽はもうぐっすりおねんねだ。
後片付けを二人でキッチンに立ってしながら……ふいに時春が口を開いた。
「………うさ。あの新聞はどうしたんだ………?」
「………!!?なっ、んのことでしょ…っ!?」
―――ガチャン!と洗いかけのお皿を落とし、
雪兎はしどろもどろ冷や汗をかきながら目まで泳がせてしらをきる。
「…………。」
当然、時春が納得する訳もなく………。
「………俺には言えないことな訳……?」
じとりと睨まれてしまっては………
「…………教えます………。」