赤ちゃんうさぎのお世話~番外編2更新しました★~
何とかおもちゃを片付けて……
それと言うのも、本当に片付けひとつ中々に大変なのだ。
何せこっちが片付けたものをまた端から出していくヤツがいるから…………。
「あぁあ~~っ」
「…………。」
時春は悪気のないちびた愛らしい悪魔を遠い目をして見つめた………。
「………んん~…。」
すると今度はピタリと動きを止めて大人しくなる。
「…………?」
不思議で見つめていると
「ぱぁぱ~っ!ん~まぁ!」
お腹を押さえて………ん~ま……??
「……!あぁ、お腹がすいたか……!」
「んまぁ~っ!」
どうやらわかった時春は、そういえばもう昼か……と、あまりに早い時間の経過に驚いた。
そしてこんな毎日を愚痴ひとつ言わずに、にこにこ笑顔でやってのける雪兎を感心する思いで思い出した。
「おまえは幸せだな……?」
「………??」
白羽の頭を撫でてやりながら、よくわかっていない小さな娘に微笑んだ。
そして、もちろん自分も…………。
「………さぁ、ごはんにしようか?」
「んまぁ~~っ!」
ママを恋しがる白羽よりも……、雪兎を思い出し寂しく感じる自分に苦笑しつつ、時春は昼食を作るためにキッチンへ入って行った。