赤ちゃんうさぎのお世話~番外編2更新しました★~
「………ただいまぁ~。」
「まぁま~~っ!!」
予定より、ずっと早い時間に雪兎は帰ってきた。
ママに会えて嬉しさに興奮する白羽を優しく抱き上げて……。
「ハル、今日はありがとうっ」
そう言ってにっこり時春に微笑んだ。
「ずいぶん早かったな。……心配しなくても大丈夫だぞ?」
時春の言葉に、雪兎は恥ずかしそうに少し俯いて
「……白ちゃんのことは、わたしよりずっと何でも出来るハルがついてるから全然心配してなかったんだけどね………。」
そう言うとチラリと顔をあげて雪兎は時春の顔を見つめた。
「出かけてても……わたしのほうが何かね、落ち着かなくて…………。ハルと白羽に逢いたくなって、寂しくて帰ってきちゃった。」
「…………っ!」
ほんの少し……離れただけの自分達……。
でも………。
心はずっと、側にいたようだった―――――――………。
「………おかえり雪兎。………逢いたかったよ。」
「………ただいま、ハル……。」
心はずっと、ひとつ。