LOVE YOU
「は?てめぇ…!!
邪魔しやがって!」
「そんな奴相手
してる場合ちゃう!
逃げるで!!」
そうゆうと橘に
掴み掛かろうとした
男もハッとして
走って行った.
怖かった…
てゆか橘…
今度こそ怒られるな…
桜憂と涼海とマクド
行った帰りやから
もう08時半位やし…
「大丈夫?」
橘が近付いてきたこと
気付いて顔上げると
近くにめっちゃ心配そうな
橘の顔があった
「ぇ?ぁ.ぅん.」
また怒られへんかった.
このひと怒るってこと
知らんのかなあ
そんなこと考えてたら
斜め後ろ位で橘が
しゃがんであたしの
bagの中身を片付け出した
「ぁ.ごめん」
あたしが慌てて
しゃがもうとしたら
手早く荷物を纏めた
橘が立ち上がって
振り向いた.
「はい.ど-ぞ」
「ありがと…」
橘がチャリ押して
歩き出した
「演劇部なんだね」
「ぇ?何で…」
「bagの中に脚本が
入ってたから」
「そっか…」
「今度の舞台ゎ…
文化祭?」
「ぅん.もうちょっと」
「がんばってね」