あの時の私
居場所
目を覚ますと視界に真っ白な天井が映った。
「ああ..またか」
私は岡崎 愛海、高校1年生。
ブスでもなく可愛くもない
身長150cmと小さめ。
明るめの茶髪に胸辺りまで伸び
ユルくパーマのかかった髪。
どこにでもいそうな普通の女子高生。
ただ周りと違うと言えば..

「愛海ちゃーん。目覚めたみたいね。また..やっちゃった?」

優しい声、私の事を何でもよく
理解してくれるたった1人の味方...

「春菜先生..すみません、私...」

「いいのよ。無理に止めろなんて言ったりしないわ」





.....私の左腕は傷だらけ
肩から手首まで傷、傷、傷。
首や太もも、わき腹....
数え切れないくらいの痛々しい傷痕。
そう、私はリストカッター。
自傷癖のある女子高生...。
そして春菜先生は私のカウンセリングの先生。
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