MESSAGE2
絶望、闇






「俊ちゃん遊ぼうー」


小さな、小さな奈津が言った


「うん、遊ぼー」


小さな小さな俊が答えた


「今日わぁ、なぁーと追い掛けっこね」


満面の笑みで言った


「負けないからね」



〜そう、これは昔の記憶


奈津との思い出の1ページ


この後、奈津が転んでしまって、怪我をしたときこう言った事をはっきり覚えてる


「なぁーわ僕がずっと守ってあげるね」


そういって奈津をおんぶする


小さな手、小さな背中で一生懸命


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