MESSAGE2
暗号再び
俺は路地裏を巡り回ってから、近くにあった橋の下に身を伏せていた


パトカーのサイレンが聞こえるたび怯え、見つかるのではないかという恐怖を沸き立てる


ここで捕まる訳にはいかない、エースの奴は何するかわからない


それに………俺は奈津を何がなんでも助けたいんだ!!


ぎゅっと手を握りしめた


よし、こっちから攻めていくしかないな……まずはおっちゃんに電話するか


携帯は盗聴されかねないため、少々危険ではあるが公衆電話に向かうことにした
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